気づけば三日坊主。何かを始めるときの勢いはあるのに、続けることがいつも難しい――そんな経験が一度はあるのではないでしょうか。
そんな中、私が出会ったのが、習慣化アプリ「Hability」です。やるべきことを登録し、終えたらスワイプでチェックをつけるだけ。それだけのシンプルな仕組みなのに、「続ける」ことのハードルが不思議と下がっていきました。
本記事では、Habilityの特徴と実際に使って感じた良い点・惜しい点を紹介しながら、
井上新八さんの『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考』をもとに、
“続ける仕組み”をどう作るかについて考えていきます。
- 習慣化アプリを試しては三日坊主になってしまう人
- 生活の中に「続ける仕組み」を組み込みたい人
- 意志ではなく、環境で継続を支えたい人
Habilityを使って感じたこと
Habilityの魅力は、「やる気」よりも「設計」で続けることを支えるアプリであることです。
余計な機能がなく、アプリを開けば今日の習慣が一覧で並び、終えたものをスワイプするだけ。数秒で記録が完了します。毎日の進捗はグラフや達成率として自動で可視化され、“続けている自分”を実感できるのも嬉しいポイントです。
特に印象的なのは、「習慣同士を連結できるリマインド機能」。ある習慣にチェックをつけると、次の習慣の通知が自動で届きます。たとえば「コーヒーを淹れる」を終えたら、「本を読む」のリマインドが出るように設定できる。この“流れのデザイン”は、他の習慣化アプリではあまり見られません。
- UIがシンプルで、操作に迷わない
- 習慣ごとにカスタマイズが可能
- 達成率や継続日数が視覚的にわかりやすい
- 習慣連結リマインドが自然に次の行動へ導いてくれる
- アプリを開くのが面倒に感じる瞬間がある
- 無料プランだと登録できる習慣数に制限がある
とはいえ、この「開くのが面倒になる」という弱点も、裏を返せば“仕組みを工夫するきっかけ”になると感じています。
意思ではなく環境を整える
私自身、Habilityを使い始めた当初は前述の通り、アプリを開くのが億劫になり、気づけば数日空いてしまうことがありました。同じような経験をした人もいるのではないでしょうか?
そこで今は、iPhoneのリマインダー機能とHabilityの通知を組み合わせ、さらにホーム画面にウィジェットを配置して“嫌でも目に入る”ようにしています。加えて、私はNotionで1週間のタスク管理もしているので、そこにHabilityのリンクを貼って行き来できるようにしました。
個人的にタスクと習慣は似ているようでいて目的が違うと考えています。タスクは「終わらせる」ことで、習慣は「続ける」ことです。だからこそ、どちらにもアクセスできるようにしておくと、行動が分断されにくくなります。
こうした環境設計は、まさに井上新八さんの『続ける思考』に書かれていた内容と重なってきます。
井上新八さんが教えてくれたこと
井上新八さんの『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考』を読んでいて印象的だったのは、“習慣の連続性”です。皆さんも「朝起きたら顔を洗ってから朝食を食べる」とか、「帰ってきたら、靴を揃えて手を洗ってから鞄の中身を綺麗にする」といった、習慣の連続性があります。
すでに身についている習慣をトリガーにして、次の行動へと自然に連鎖させることで継続しやすい流れを設計していくことがここでのポイントになります。私の場合は、本を読む流れを作るために、「コーヒーをドリップする」→「本を読む」という自分なりのリズムをデザインしています。
この考え方を実際の仕組みとして取り入れられるのが、Habilityの魅力です。Habilityでは、ある習慣を完了すると、次の習慣のリマインドが自動で届くように設定することが可能です。単に“記録する”だけでなく、“つながる習慣をつくる”という発想がある。これが、私がHabilityをおすすめしたい理由のひとつです。
まとめ
Habilityは、ただの習慣化アプリではなく、「続ける」を支える仕組みづくりのツールです。
アプリとしての使いやすさもさることながら、“習慣を連続させる”という井上新八さんのの考え方と驚くほど相性がいいと感じます。意志ではなく環境を整え、上達よりもまず「続ける」ことを意識する。その積み重ねが、昨日より少し整った自分をつくっていくのだと思います。



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