読書するぞと意気込んで買った本が結局読みきれずに本棚に並んだ経験は誰しもあるのではないでしょうか?電車の中や家で読もうとしても妙に雑音が気になったり、音楽を流すとそちらに意識が入ってしまったり…
そんな自分が最近試しているのが、Audibleです。耳から「読む」という体験は思ったよりも自然で、移動時間やちょっとしたスキマ時間にスッと入り込める感覚がありましたので、紹介させていただきます。
こんな人におすすめ
Audibleを始めたきっかけ
Audibleを試した一番の理由は、「読書習慣をつけたいのに続かない」という悩みでした。多くの人がそんな悩みを抱えているのではないでしょうか?
紙の本やiPadでの電子書籍は、どうしても「読まなきゃ」と身構えてしまう。分厚い本を持ち歩けばそれだけで気が重くなり、結局かばんに入れたまま読まずに返却期限を迎えることもありました。
しかし、Audibleはアプリを開けばすぐに再生が始まります。「読む」という行為をせずに耳から情報に触れられるのは、自分にとって読書をぐっと身近にしてくれる体験でした。
使用して感じたメリット
- 移動中や軽作業との相性がいい
通勤・通学電車、散歩、家事をしているときでも耳だけで楽しめるのは魅力です。ただし、これは「集中しないと頭に入らない」というデメリットも表裏一体。気軽に聞ける一方で、意識が逸れすぎると内容が残らないのも事実です。 - 目が疲れない
スマホやタブレットを長時間見続けると目が重くなりますが、Audibleは耳だけで完結します。寝る前や布団で目を閉じながら聞くのも良いでしょう。 - 読書のハードルが下がる
分厚い本を手に取って、「うわ、読むの大変そう」となることがありません。ワンタップで聞ける手軽さは、読書を身近に感じさせてくれます。 - 英語など外国語のリスニングにも使える
英語のオーディオブックを聞けば、教材感覚でリスニング練習もできます。娯楽にも学習にも使用できる柔軟さは大きな利点だと思います。
使用して感じたデメリット
- 内容が頭に残らないことがある
移動中や軽作業との相性は良いものの、ぼんやり聴いていると気づけばストーリーが飛んでいることもあります。一定の集中力は必要でしょう。 - ナレーションとの相性問題
朗読する人の抑揚やテンポが自分に合わないと、どうしても耳に入りづらく感じます。これは文字の読書では起こらない独特の難しさです。 - 必要な箇所を探しにくい
本であればめくって探すことができるが、時間軸で聴く必要があり目的の場所が探しにくい弱点があります。クリップ機能があるため、必要な情報等は格納しておくのがおすすめです。
Audibleは「読む」の代わりになるのか?
結論から言えば、Audibleは「本を読む」の完全な代わりにならないと思います。ページをめくって文字を追う体験や、集中して読み込む感覚はやはり読書ならではのものです。
ただ一方で、Audibleには「耳から触れることで自然に情報に近づける」という利点があります。完璧に理解できなくても「なんとなく聴いておく」ことで少しずつ知識や表現に触れられる。これはSNSや動画に時間を吸われがちな自分に取って、ちょうどいい距離感のインプット方法でした。
まとめ
Audibleは、従来の読書体験とは違う「聴く読書」を提供してくれます。メリット・デメリットがあり人によっては合わない機能だと思いますが、試してみる価値は十分にあると感じます。特に「読書したい」と思いつつ手が止まっている人には、耳から始める新しい形の読書としておすすめです。



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